はじめての投資入門 – 準備編
人生はお金がかかる!
これからの人生、様々なイベントごとにお金がかかります。この先、やってみたいこと、叶えたいこともきっとあるはず。どのくらいお金が必要になってくるのでしょう?
セカンドライフは何年あるのか?
日本は世界一の長寿国。
退職後のセカンドライフは、改めて考えると思った以上に長いです。
日本人の平均寿命とセカンドライフ年数
年金だけでは心もとない、退職後のゆとりある生活
例えば、退職後の生活。
ゆとりあるセカンドライフを送るためには、年金だけでは不足してしまうようです。
老後の生活費(夫婦二人の場合)
セカンドライフは思っている以上に長く、お金も必要になってきます。
節約だけで準備するにはなかなか大変そうですね。
超低金利下での投資の重要性
金利が高かった時代では、預貯金だけで充分に資産形成が出来ていたかもしれません。
超低金利時代と言われていますが、実際どのくらい低金利なのでしょう?
昔の金利はこんなに良かった?今は?
過去には日本でも高金利を享受できた時代がありましたが、足元では、長い間超低金利が続いています。
普通預金の金利の推移
資産運用による残高の違い
預貯金を取り崩して生活していったとして、どのくらい持つのでしょうか?
運用の年率別にみてみましょう。
残高取り崩しシミュレーション
保有資産を各年率で運用しながら、毎月初めに12.8万円ずつ、年153.6万円取り崩した場合
2,000万円保有の場合
◎グラフの前提条件
・老後のゆとりある生活費を月平均35.4万円とし、夫婦2人分の標準的な年金額、約22.6万円を差し引いた差額、12.8万円を取り崩していった場合のイメージ図。
・複利運用で税金などは考慮せず。
出所:生命保険文化センター・岡三証券FPサービスグループ
高齢化や少子化により、年金制度の問題がクローズアップされる中、資産を有効に運用するかどうかで、ゆとりのある生活を過ごせる期間に差が出てきます。
「資産運用」とは?
「貯蓄」とは、お金を「ためる」ことです。
では、「投資」とはなんでしょう。なんとなくのイメージで敬遠していませんか?
投資(運用)とは「ふやす」こと
投資は、お金を「ふやす」ことに重点を置いています。
貯蓄や、節約、自分で働くにも限界があります。
そんなときは「お金に働いてもらう」ことも、とても大切です。
リスクは「危険」という意味ではない?
投資をしたことがない人の一番のネックは、「リスクがあるから・・・」。
もちろん、運用はふえていくことばかりではありません。でも、安全性ばかり気にしていても良くありません。
投資の場合、「リスク」とは「危険=損をする」という意味ではありません。
リターン(収益)の振れ幅の大きさのことを言います。
投資を行った際、期待以上のリターン(収益)を得ることもあれば、予想とは違い損をすることもあるという意味です。
株式投資のリスクとは?意味と対策
リスクは出来るだけ抑えたいもの。
リスクを減らす方法の一つに、「分散投資」の方法があります。
一言で「分散」といっても、いろいろな分散方法があるので、自分に合った組み合わせを探しましょう。
「卵は一つのカゴに盛るな」
投資の格言に、「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
意味は、一つのカゴに卵を全部入れていると、万が一落としてしまうと卵が全部割れてしまうので、複数のカゴに入れて、万が一落として全部ダメになる危険を避けよう、という考え方です。
運用にまわすお金も、分けて投資!
一言で「投資」と言っても、種類はさまざま。初めは分散投資を心掛けましょう。
時間・期間の分散
投資のタイミング、投資期間を分けて組み合わせる
資産の分散
特徴の異なる複数の資産を組み合わせる
国・地域の分散
複数の国や地域、通貨を組み合わせる
運用の方法によっては、初心者には難しいものや、リスクの高いものもあります。カゴを分けすぎるとリスクが軽減される分リターンも少なくなる可能性がありますが、自分の投資レベルや投資資産を加味しながら、自分に合う組み合わせを見つけましょう。
お金の整理で、運用資金を明確に
まずはお金を把握し、整理してみましょう。
思っていたよりも投資にまわせるお金があることに気付くはず。余裕資金を使って、運用を行いましょう。
まとまった資金が難しければ、毎月自動積立が出来る投信積立もおすすめです。
少額からでもスタート可能
まとまった資金があれば、運用の幅は広がります。
しかし、少しの資金でも投資をスタートさせることができます。
資金が出来たら追加投資を行い、組み合わせることも可能です。
※おおよそのイメージです。価格は変動するため、この限りではありません。
まずはお金を把握し、整理してみましょう。思っていたよりも投資にまわせるお金があることに気付くはず。無理のないお金を使って、運用を行いましょう。まとまった資金が難しければ、毎月自動積立が出来る投信積立もおすすめです。
手数料およびリスクについて
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