はじめての株式
株式投資の魅力
企業は、株式を発行して株主を募り、それで得た資金で事業を拡大、収益の一部を「配当金」として株主に還元します。
株主は、購入した株式の値上がりによる売買益(キャピタルゲイン)が期待できます。また、その会社に出資して資金面で応援するという楽しみや、会社を育て、経済や社会の発展に寄与するという社会的意義などもあります。
株式投資のリスクと対処法
株式投資のリスク
リスクというと、「損をする」と考えてしまいますが、投資においてリスクとは、単に損をするということだけではなく、その値段(株価など)が上下にブレる不確実性を意味します。
対処法
時間分散
一度に買わず、株価を見ながら何度かに分けて買う
銘柄分散
一つの銘柄に資金を集中させず、いくつかの銘柄に分散して、バランスよく組み合わせる
長期投資
毎日の株価を追いかけず、数年後を予測し、中長期にわたり運用する
株式の注文
1. どの会社の株を買おうか?
まずは、投資する銘柄を選びましょう。
どのような目的で株式投資を行うのかによって、選ぶ基準も変わってきます。
下記の基準はあくまで一例です。
2. いくらで買おう?(株価)
直近やその日の株価を見て、いくらで買いたいか決めましょう。
「値段はその時の値段でいい、その時の相場に任せる」という成行(なりゆき)注文もできます。
また、値段を指定する注文を指値(さしね)注文といいます。
指値注文 | 成行注文 | |
---|---|---|
概要 | 値段を指定して注文する | 値段を指定して注文する値段を指定せず、相場の成行に任せる注文 |
優先 | 株価重視 | 約定重視 |
メリット | 好きな株価を指定できる | 約定が優先される |
デメリット | 約定できないこともある | 約定できないこともある、思わぬ値段が付くこともある |
3. 何株買おう?(数量)
新聞などに載っている「株価」とは、1株あたりの値段です。
しかし、最低売買単位があります。
各銘柄の最低売買単位は100株です。
この最低売買単位を単元(たんげん)といいます。
(例) 株価500円の株式を1単元(100株)買う
配当金と株主優待
配当・優待を手に入れるには
配当や株主優待を手に入れるためには、権利確定日*1に株式を保有しているか・保有していないか、それだけで決まります。
それまでの保有期間は関係ありません。
*1 権利確定日
各企業が設定している、配当金や株主優待などを受け取る権利を得る日。
権利確定日は、注文を出して約定(売買が成立)した日ではなく、注文を出し約定した2営業日後です。
つまり、株式の受渡日を考慮して、権利確定日の2営業日前までに約定していなければ、配当や株主優待を手にいれることができません。この権利確定日の2営業日前を権利付き最終日*2といいます。
*2 権利付き最終日
配当金や株主優待などの権利を受けるための最終取引日。
(例)31日が権利確定日の場合に、配当や優待を手にいれるには
配当金の受け取り方法
配当金の受け取り方法は、以下の4つの方法があります。
比例配分方式(株式数等比例配分方式)
証券会社に預けている株式の配当金を、証券会社の口座で受け取る方法。
- 1. NISA利用で非課税になるのは比例配分方式だけ
- NISAで保有の株式の配当金を非課税で受け取るにはこの方式を選択する必要があります。
- 2. 特定口座(源泉徴収選択口座)なら損益通算可能
- 特定口座(源泉徴収選択口座)なら、確定申告せずに同じ特定口座内の譲渡損失との損益通算ができます。
配当金受領証方式
株主に送付される配当金領収証と引き換えに、ゆうちょ銀行等の窓口で配当金を受け取る方法。
登録配当金受領口座方式
複数の証券会社の口座に所有している株式の配当金が、指定の一つの銀行預金口座に振り込まれる方法。
個別銘柄指定方式
銘柄ごとに預金口座を指定して振込により受け取る方法。
指定しない銘柄は配当金領収証方式で受け取ることになる。
手数料およびリスクについて
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