株主優待編(テキスト版)

株主優待の魅力

  • 前回はNISAについて詳しくお話しいただきましたが、今回は株主優待の制度ですよね。すごく興味があります。
  • はい、株主優待制度は、とても人気があります。 株主優待制度は、株主優待を行っている会社の株式を購入して株主になると、年に1回とか2回とか、決められた内容の「優待」が受けられる制度です。
  • その「優待」と言うのは、どのような「優待」なのですか?
  • その会社の商品や食事券、遊園地の入場券といった「株主優待」ならではの「優待」もあります。
  • なんだかワクワクしてきました。いろいろな株主優待がありそうですね。
  • 日本の上場会社は3400社以上あるのですが、では、そのうち株主優待を実施している会社はどのくらいだと思いますか?
  • よくわからないですけど、100社くらい?
  • もっとたくさんあります。現在、上場会社のほぼ3分の1、約1100社が株主優待を実施しています。しかも、実施する会社は毎年増加しているんですよ。
  • そんなにあるんですか! 1100社もあったら、選ぶのが大変ですね。どうやって選んだらよいのですか?
  • はい、岡三にいがた証券では、身近な県内企業の株主優待の資料や、女性向けの株主優待の資料など、様々な方に向けた、わかりやすい資料を定期的に作成しています。是非今度当社の本支店・営業所にお立ち寄りください。本店はアオーレ長岡の向かいです。新潟支店は柾谷小路の上大川前通にあります。各店とも、NISAコーナーがありますので、質問など、どんなことでも専門スタッフが対応させていただきます。じっくりと、皆さんにぴったりの株主優待を見つけてみませんか?
  • 是非行ってみたいです。毎日通って、優待名人を目指してがんばってみますね。 ところで、明日株式を買ったとして、すぐに優待がもらえるんですか?
  • 「株主優待」を受けるには、その会社の「株主」になっている必要があります。 それでは、どうすれば「株主」になれるかというと、会社ごとに「株主」を確定する決められた日=「権利確定日」があって、その時点で「株主名簿」に名前が載っていれば「株主」ということになります。
  • この「権利確定日」に株主名簿に名前が載るためには、その3営業日前の「権利付最終日」までに株式を購入しておく必要があります。 例えば、2015年3月31日が「権利確定日」だとすると、3営業日前ですから30日、土日を挟んで27日ときて、26日が「権利付最終日」となります。よって、26日の「権利付最終日」までに買っていれば、株主になれて株主優待が受けられる、ということになります。
  • よくわかりました。権利付き最終日までに買っていればいいのですね。 では、いよいよ「株を買う」ということになりますが、これも初めてなのでいろいろお聞かせ願います。素朴な質問ですが、株価は500円とか2000円とかと表示されていますが、500円で株主優待が受けられるのですか?
  • 株式は、銘柄ごとに売買する際の最低株式数が決められています。 これを「単元株数」といいます。単元株数は会社によって違いますが、100株または1000株です。 株式の売買は基本的に単元株数の整数倍単位で行います。したがって、購入する際も「単元株数」が最低単位となります 。
  • ということは・・・
  • 例えば、新潟県内を中心に原信やナルスを展開するアクシアル・リテイリングの「単元株数」は100株です。株価が3000円なら、購入するには3000円×100株で30万円が必要となります。アクシアル・リテイリングの場合、株主優待も単元株数と同じ100株からですので、100株購入すれば、原信やナルスなどで使える1500円分の割引券が3月末と9月末の年2回もらえます。
  • 1年間で3000円分の割引券がもらえるということですね。
  • そうですね。ただし、購入前に優待条件を確認することも忘れないでください。それと、優待条件は将来変わることもあります。
  • 株式投資って値上がり益や配当だけでなく、株主優待という楽しみもあって、ますます興味がわいてきました。 株主優待についてもう少し詳しく教えていただけませんか?
  • expl6_yuutaiはい、わかりました。人気のキーワードとしては「旅行」「買い物」「食事」です。 例えば「旅行」ではJR東日本やANAでは運賃の割引、「お買い物」では三越伊勢丹、イオンなどで株主優待があります。「食事」ではすかいらーく、吉野家、マクドナルドなんかも人気です。 また、県内上場企業では、ご覧の14社が株主優待を実施しています。
  • 身近な企業がたくさんあるんですね。聞きなれない会社もありますが?
  • いえ、たぶんご存じのはずです。オーシャンシステムはチャレンジャーというスーパーを運営している会社ですし、トップカルチャーは、、
  • 蔦屋ですよね。わかります、わかります。近くで使えるものがあると株主優待って本当にいいですね。ところで、一家でたくさんの優待が受けられたらいいなと思うんですが、何かよいアドバイスはありますか?
  • そうですね。例えば、100株以上保有で株主優待がある会社でも、100株から500株まで優待内容が同じ、という場合があります。つまり、1人で100株買っても200株買っても優待の中身は一緒です。ところが、自分で100株、ご主人が100株という買い方をすれば、それぞれが優待を受けられます。そういう部分でも「家族でNISA」をおすすめしています。
  • なるほど、前回おうかがいした「家族でNISA」ですね。
  • そうです。前回も「家族でNISA」のお話をしましたが、取引や口座の管理はそれぞれ口座名義の方ご自身で行ってください。たとえ家族名義であっても、ほかの人の名義での取引はできません。
  • わかりました。私も、自分の口座は自分でしっかり管理します。 今日のお話を聞いて、私のように投資が初めて、という場合は、この株主優待を目的にした投資から始めるのもいいかもしれませんね。
  • そうですね。企業によっては株主優待でしかもらえないオリジナル商品や、新商品が送られてくる場合もあり、優待品が届く楽しみは大きいと思います。 株主優待と非課税は直接関係ないといえば関係ないのですが、実際、NISAが出来て、それをきっかけに株主優待銘柄への投資で株式投資をはじめた、という方も多くいらっしゃいます。
  • 今回の株主優待編で、株式投資の魅力が一気に広がったような気がしますね。 次回は、投資信託についてお願いします。
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